「間のインスタレーション」作品紹介2 中武則

 間のインスタレーション 作品掲載 「結界」 


 今回の「間のインスタレーション」ではお茶室のトコを与えられました。

 茶事の作法と間は密接な関係があります。作法と間の関係で解りやすく、日本的であると感じることは、扇子の使い方です。 

 
席に付いた客が最初に扇子を膝元に置き「お辞儀」をします。このとき膝元の扇子は亭主と客の間の結界を表しています。相手を敬う気持ちで一線が引かれているシーンです。


 お辞儀が終わり、扇子を自分の後ろに置くと結界が解かれお菓子をいただき、お茶を頂きます。客が亭主の世界に入ったシーンです。


 扇子一本で2帖や3帖の空間を精神的に仕切るところに日本らしさを感じます。
 
 展示施設のトコに掛けられていた掛け軸には、最後の加賀藩主前田慶寧の

                  「あかずこのさやけき月にうちむかひ心のかがみくもらずもがな」

                                    と、くしくも時代の変化が詠われています。


 環境問題が顕在化してきた事、大きな災害が続く事、自覚した他人への思いやり、信じていた安全に不安を覚えた事など

         「踏み込まなければいけないこと」「超えてはいけないもの」(結界の中と外)

                                       などを今まで以上に考えた年でした。

3つの開いた扇子と、床に伏せた扇子の位置関係は、今年感じたそのものです。








137・131・190 分裂生成されたもの


自然災害が大きくなるごとに自覚する絆 能登<中越<東北




オゾン層・海水レベル・森の面積・砂漠の面積・地下資源の量の限界を示すメーター


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